カウンセリングの目的

カウンセリングの種類も、カウンセラーの性格も様々ですが、カウンセリングの目的とは一般的に以下のようなものです。

患者様の心の成長を促していくこと
行動の変化や新しい可能性をもたらすもの
新たな考え方、これまでとは違った見方を話し合うこと
このような目的を達成するためには、カウンセラーと患者様との信頼関係や協力関係が必須となります。信頼関係や協力関係は一日にして起こりえません。カウンセリング内でのコミュニケーションを積み上げることで、構築されていきます。
つまり、心理カウンセリングには「継続性」「カウンセリングに対するモチベーション」「問題意識」「自己内省力」が大事といえます。

また、カウンセリングでは自己成長や自己解決力を強化していきます。
カウンセリングは、カウンセラーが患者さんに助言をする機会ではありません。もちろん、心理教育という視点から、心理学・精神医学に関する様々な情報提供をすることはあります。しかし最終的な答えを探すのは、患者さん本人です。
不安な気持ちが強いと、ついカウンセラーに対処法や解決策の答えを求めたくなってしまうかもしれませんが、カウンセリングは、あくまで患者さんが自己成長を遂げる場です。カウンセラーは、患者さんが自らの問題を解決できるようになるよう、様々な質問を投げかけ、患者さんの自己成長をサポートしていきます。
ご本人様が抱えておられる自分の悩み(ストレッサー)について、ご本人様自身の気持ちが混乱していたり、自分の気持ちが分かりにくかったり、自分が何に悩んでいるのか、自分でもよく分からないことがあります。つまり、自分の問題に対する整理が出来てないことがありますので、問題に対する自己理解や自己決定をするためのお手伝いです。
あくまでも患者様が自分の問題を主体的に考えるためのお手伝いになるかと思います。

 
PAGE TOP